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DESIGNTIDE 2010に出展します。

DESIGNTIDE Exhibition 10/30-11/3
DESIGNTIDE Extension 10/27-11/9















DESIGNTIDEの2つの展覧会に出展します。

ひとつは、DESIGNTIDE Exhibitionで東京ミッドタウンで行われるもの。そこには、6月に「新しい杉」展(麻布十番ギャラリー)で発表したものと、それをシリーズ展開した、より大きな寝椅子を新作として出展する。

出展名は、「上林壮一郎、若井和典」
若井君は、「新しい杉」展を主催し、私を杉の世界に誘った張本人である。

もうひとつの展覧会は、DESIGNTIDE Extensionで伊勢丹新宿店のISETAN Livingで行われる、コド・モノ・コトの「おやつどうぐてん」。これは伊勢丹新宿店本館5階で行われる「チャームランド」というイベントの中のひとつ。伊勢丹の売り場だから作品であると同時に、商品として販売される展覧会である。
こちらは、TOPPOやPOCKYなどをのせるトレイ兼お皿である。

いずれの作品も三重県の杉材を使っている。


広葉樹が好きな私が今年針葉樹に出会った。しかも杉である。その木目の感じ、傷つきやすさ、香りなど、あまり扱いたくない木であった。しかし、今はその杉に囲まれている。今年の6月の「新しい杉」展を皮切りに、最近は杉を素材とした作品ばかりを作っている。
確かに日本の植林の多くは杉で、その杉を使い森林を再生しなければならないという意義はわかる。しかし、だからといっていやいやながらに杉を使うというのも変な話である。

 加藤木材の加藤さんという方がいる。杉関係で大変お世話になっている方である。杉の素晴らしさ研究会というのをやっているくらい杉に惚れている人に接し、だまされたと思って杉に取り組んできた。
 やるならとにかく杉のこれまで感じたことのない側面を引き出せないかと思った。 










NUDE

 これまで杉の印象と言えば板状のものであった。杉という素材は主に建築材である。柱や梁、床などに使われるゆえに、私たちはふだん平らな板として杉に接している。家具としてみてもやはりスノコなど平面的なものが多い。そこで、杉を曲面用に使ってみた。曲面といっても成型したり、曲げたりするのではなく、削りだしである。削りだしは通常試作か特注品に使う方法で量産向きではない。しかし杉の新しい貌を見たくて構わず削りだした。

 久しぶりに体当たりで削った。なにしろ大きい。6月の時はまだ楽しかった。しかし、今回はその2倍以上である。楽しかったが大変だった。しかし、後先考えずに削って削って削りまくった。

 杉の粉まみれになって得たものは、杉の人肌のような感触であった。これまで体験したことのない、人肌のような杉の感触とフォルムであった。杉の中に隠れていた生身の杉の肌をむき出しにしたような感じがした。そこで「NUDE」と名付けた。
そして、これにはできれば風呂上がりに裸ででも座るときっと肌と杉の区別がつかなくなるのではないかと想像している。


しかしその背景には、この杉が、「愛工房」と名付けられた乾燥釜で低温乾燥され、かつよく手入れされた尾鷲の杉材であることがあることが重要である。現在杉材乾燥の主流の高温乾燥された(加藤さんがよく言う)パサパサの木ではなく、杉には本来備わっている精油分を残した状態になっている。そのためつやがあり、香りがよく、体によいという特性を持っている。そのことを知る者にとって、寝椅子丸ごとその杉でできているということ自体に価値があるものになるだろう。













「くるくるTOPPY」

 もうひとつのおやつのトレイの方は、こどもの手に触れるのはやはり人肌の杉がよいだろうということで杉材を採用した。穴にTOPPOやPOCKYなどをさしてくるくる回してみんなで回し食べをするお皿だ。こちらは10/27から伊勢丹で販売される。製作は旭川の「工房 灯りのたね」さんだ。
これは、コド・モノ・コトの「おやつどうぐてん」への参加作品である。コド・モノ・コトへの参加はきゅーぐー展でサッカーテーブルの文机を出展して以来だ。









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