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次回のコンテクストデザインワークショップ


来週の日曜日2月22日にワークショップを行います。日常では忘れがちな深い背景とのかかわりをテーマとして東京自由大学という場所で行っている「コンテクストデザインワークショップ」です。

毎年この季節は、友人のデザイナー三浦秀彦さんにゲスト講師をお願いしています。今年のテーマはエネルギーですが、タイトルは「エナジー・ポエジー」です。エネルギーを詩的に見ることに挑戦します。


会場:東京自由大学(神田紺屋町)
時間:13:00-18:00
参加費:一般 ¥2.500 会員・学生¥2,000
http://homepage2.nifty.com/jiyudaigaku/



フライヤーからの抜粋です。

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エネルギーは実質的に社会を駆動させる源であると同時に自然や現象との関わり方を示すものです。一見、対極にある「エネルギー」と「詩的なもの」を直結させ、日常の中のささやかな「精神の生態系」を構想します。今回は、最も大きな生命の基盤である太陽とそのエネルギーにフォーカスし、光、熱、時、気象、電磁波、発電、などの包括的な視点で意味の組み替えと生活との関わりを考察します。

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これについてさらに考えました。



地球上のすべてのエネルギーは太陽から来ている。とはよく言われる。
自分がパソコンのキーを打つ力ももとはと言えば・・・   いや、腕は力を緩めれば勝手に下がる、これは位置エネルギーだ。つまり重力だ。
もとい
石油が枯渇し、氷河がとけたり天変地異がおきたり、精神や健康や食糧や経済に異常が起きたりする、環境破壊、精神破壊問題から経済システムや生活の見直しが叫ばれ、またその流れの中で自然エネルギーが脚光をあびている。
しかし、今日明日で自然エネルギーだけでは現在の都市文明を賄いきれないから原子力発電に期待がかかっている。

ところで、先日出版された竹村慎一さんの「地球の目線」という本に書いてあったことを私なりに言い換えると、原発がよくないのは、結局現在の社会スタイルや、消費スタイル、ライフスタイルを張りぼてのまま維持させてしまうからということであった。張りぼてというのは、一見持続可能なように見えているが、実は原発利用社会は自然のサイクルとつながっていないという意味である。

それは、「空になった燃料タンク思考」ともいえるだろう。
つまり、エネルギー問題を空になった燃料タンクのように考えていると、空になったらまた入れればいいじゃないか、とカッコにくくって考えてしまい、その燃料がどこから来るのか、どこへいくのか、そのすごい燃料でできることは、地球や身体的自然のしくみからはみだしていないかということを考えなくなってしまう。

エネルギーをただの動力源ととらえない考え方がいま必要だ。

自分には関係ない、とにかくなんでもいいから新エネルギーがあればもとの生活を維持できる、持続可能=現状維持可能生活を送れるんだという考え方とは違う見方、つまりエネルギーがどこからどのようにやってくるのかという大きな文脈の中でとらえ、さらに欲望ではなく自分の身体や精神に見合ったバランスでエネルギーを流し、つながっているものとしてとらえる見方、それがエナジー・ポエジーということではないか。

エネルギーをただの動力源ととらえない考え方、それは、エネルギーを家の外の石油タンクに備蓄しておくのではなく、部屋の中につれこんで
エネルギーと一緒にごはん食べたり、読書をしたり、歌を歌ったり、しゃべったり寝たりという、エネルギーと一緒に住もう、過ごそうという考え方ではないか。

エネルギーをパッケージ化しない、乾電池化しない、ガスボンベにしない、開放系のエネルギーってどんなものなのでしょうか。


            *


さらに数日たって三浦さんとの対話の中でまた考えました。



アインシュタインのE=mc2やエネルギー保存の法則からすれば、すべてはエネルギーだと言える。

エネルギー保存ということからすればエネルギー問題はないのだが、問題になるのは、目の前に薪がありながら火がないために暖をとれず凍死してゆくような状況である。

つまりエネルギーがあっても、それを必要な状態に変換できないと人間はそれを使うことができないということである。何のために使うかというと、自然に逆らうためである。魔法のように。

寒い時に温かくしたり、暑い時に涼しくしたり、手では切れないものを切ったり。頭では計算できないことを計算したり。走る以上に速く移動したり。それは火の原理のように思えるなぁ。

一方、詩(ポエジー)というのは精神を豊かにしたり、高める働きをするものであると考える。それは自然に逆らわないような働きであると思う。するとそれは水の原理ともいえそうだなぁ。だとすればエナジー・ポエジーは、火の原理・水の原理と置き換えられるのではないだろうか。


いつものことだが、このワークショップは終わるまでどんなワークショップになるのかはわからない。そこへ参加してくれる方々には本当に感謝している。今回はどんなワークショップになるのか楽しみである。
| コンテクストデザイン | 18:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
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