建築の話と宇宙と音の話

午前中、ギャラリー間で安藤忠雄氏のギャラリートークを聞いた。あの狭い空間にものすごい人が集まって詰まっていた。

住吉の長屋の原寸大の模型になんとか入り込んだ。久しぶりに入る安藤空間は、久しぶりの安藤節であった。ベネツィアの建築改装計画のための精巧な木の模型も計画地の何十倍の面積が模型として作られており、計画地のまわりの面積が大きいほどコンテクストが表現されることを再確認した。

午後は東京自由大学の講座スタッフとしてアートシーン「夢みる宇宙と音楽と」に参加した。ゲスト講師は、宇宙のゆらぎ研究をされている佐治晴夫先生と笛演奏家の雲龍さん、そしてソプラノの千曲風羽さんで、話と音楽によるセミナーであった。ルーテル教会の聖堂にパイプオルガンと笛とソプラノが鳴り響いていた。

天文学者になりたかったわたしは、天文学者や宇宙物理学者に会うたびにわくわくしてしまう。しかも、80年代常に天文業界で話題に上っていたあの惑星探査機ボイジャーの話。

わたしは、小学生か中学生の修学旅行で清水で楽焼に絵付けをした時、確かボイジャーと書いていた。

そのボイジャーは今なお太陽系の外側を飛び続けて時折地球と交信しているらしいが、その電池も少しずつ切れて能動的活動もあと十年あまりらしい。そのボイジャーには、金色のレコードが積まれていて、バッハのプレリュードが収められている。

このように見ず知らずの宇宙人へのメッセージは、人間の根本感覚である「音」がいいのではと提案されたのが佐治先生であったそうだ。そしてそのときのプロジェクトの相手はコスモスのカール・セーガン氏。一気に少年時代へ戻ったような話題であった。

教会ということで、キリスト教の話も多かったが、聖書の一節の「日々の暮らしの中で神はいつもわれわれの近くにいて、われわれは神を祈り...」というような話があったと記憶しているが、そんなライフスタイルがわたしが考えているコンテクストという考え方にピンと来るものがあり印象的であった。


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